俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
「なんでついてくんの?」
「え、だめなの?俺暇だったからさ」
「はあ?」
「やっぱり邪魔はされたくないか〜?」
蒼太くんは私にだけ冷たいと思っていたけれど、違うんだなあと呑気なことを考えていた。麗音さんは蒼太くんの扱いになれているようで、兄弟みたいだなあと思う。
彼女扱いされていることに抵抗はあるし、というかありまくりだけれど、通じなそうだから黙っておくことに決めた。
「こいつほんと素直じゃないなあ、俺と久しぶりに会えてうれしいくせに」
「黙れよ」
私は苦笑いすることしかできない。ふたりがあてもなく歩いていくから私も後ろをついていく。
蒼太くんが前を歩いて、私と麗音さんが後ろに続いてと、不思議な並びだけど、ふたりの話を聞きながら気にしないように歩き進めた。