俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
私はちっとも変われない、何ひとつ変われない。時間はすぎていくのに、私の心の時計はいつもいつも止まっている。




「ねえ、咲優って正直うざくない?てか彼氏できたからって最近調子に乗ってるよねー」



咲優がトイレに行くからと言って席を立ち、いなくなった瞬間、繰り広げられたのは悪口大会だった。さっきまで仲良く話していたのに、急に形相が変わって、背筋が凍った。

こういうことは珍しくない。咲優がターゲットになったのは初めてだけれど、こういうことは頻繁に起こっている。





「ねえ愛結もさあ、そう思わない?よくいつも笑っていられるよね」
「咲優って自分のこと偉いと思ってない?」




友達と関係を築くために必要なものは悪口らしい。いつだってクラスは悪口で溢れていて、悪口で関係が築かれている窮屈な世界が大嫌いだった。

私も経験はあるけれど、ちょっと癇に障ると、ちょっと気に食わないことがあると悪口が始まるのはいつものことだ。
< 126 / 348 >

この作品をシェア

pagetop