俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】







私が機嫌をとったからか、咲優は知らぬ間に機嫌が直っていた。

人間関係に疲れている私だけど、ひとりになる勇気もひとりで学校生活を送る勇気もないから機嫌をとるしかなかった。



お昼休みはいくつかの机を使って円を作るから、左右、目の前、どこを見ても人が座っている。

いろいろな話、主に悪口が多いけれど、それぞれ会話をしながら昼食をとるのが日課だった。





「愛結ちゃんそれだけ?だからそんなに細いんだよ……」
「愛結はまじで細いし、白い」





クラスメイトの腕と自分の腕を並べると自分の弱々しい腕が目立つ。夏バテをするから夏休みはほぼ外に出ていないし、誰とも遊んでいないから日に焼けることもない。

白くて頼りない身体のせいで、体調が優れない日は多く、立っているのも億劫ですぐに目眩に襲われる。
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