俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
「愛結ちゃんって頻繁に告白されてない?」
「そんなことないよ?」

「まあ有名だしね、愛結ちゃんのこと知らない人はいないよね」




「学年一位だし、優しいし、可愛いし、公認だよね。それなのに進路決まってないってみんな興味津々だけど」と付け足したクラスメイトにどう反応したらいいかわからなくて、あはは、と微笑する。

とにかく自分の話題じゃなくて、他の話題にしたくて、言葉を探す。




「彼氏作らないの?」
「う、うん。いらないし」



私と恋愛は程遠いというより、私には無縁の存在だと思う。

経験が無いわけじゃないけれど、そもそも自分を好きになれない私が相手を好きになれることなんて絶対にないし、告白されてうれしいと感じないのも、大嫌いな自分を好いてくれた相手を受け入れられないからだと思う。



とりあえず、私の話は終わって別の話になったから安心した。

私も人のことは言えないけれど、咲優の腰巾着か、と言いたくなるくらい咲優に合わせて、咲優の機嫌をとる。
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