俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
悪口が始まるとすぐには収まらないから、私は適当に笑って、頷きながらおかずを食べ進める。



人と過ごしていると必ず湧いてくる"何か"がある。いまの自分といまのクラスメイトを比べて、自分の欠点を再認識しているから起こるものだということはわかる。

この"何か"はなんだろう。


自分より優れている人、輝いている人を見たときに湧いてくる"何か"を探せない。




「ねえ、愛結昨日連絡遅かったじゃん、何してたのー?」
「え、ああ」



家の事やってた、なんて絶対に言えないから、「ごめーん、寝てた」と言いながらヘラりと笑うと、「なにしてんのー」とみんなが笑う。

気に入られるように、不快な思いをさせないように対応することは生きていく上で大切なことだと思う。


目をつむれば昔の光景は鮮明に思い出せるから、私はいつもみんな過ごせる道を選んでいる。
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