俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
ただ言っただけなのか、どうしてほしいのか、私に何を望んでいるのか、気づいてほしいのか。

結局、私は何もわからなかった。





「お前は?」
「え?私?」

「うん、なんでいつも笑ってんの?」





前も聞かれた質問で、説明のしようがないから「うーん」と濁す。これからも聞かれるだろうなって思っていたから想定内の質問だった。

「言いたくないだろうから答えなくていいよ」と言われてしまったけれど、言いたくないわけではない。


元々自分のこと、そして"過去"を知られたくなくて遠くの高校に通うことにしたのだからこわい気持ちはあるけれど、嫌ではない。
< 137 / 348 >

この作品をシェア

pagetop