俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
この会話はもう何度目なのだろう。課題やった?って聞かれたとき、次に言われる言葉は容易に予想できる。

私は机の中に手を入れて、白咲 愛結と書かれた予習ノートを取り出した。



「はい」
「見せてくれるの!?いつもごめんねー、ありがと!」




咲優と同じグループの子も私のノートを見ているからきっと同じことをするのだろう。きっと私の回答を写すのだろう。


初めは、私が何時間もかけてやったものなのに……と強い抵抗があったが、いまは気にならない。慣れはこわいものだけど、大事なものでもあると思う。



手持ち無沙汰な時間を過ごすのは好きじゃないから、教科書とノートを開いて休み時間は過ごす。
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