ONLY YOU~過ちの授かり婚~
「おいおい、愛奈。空かし腹にワイン飲んだら、一気に酔うぞ」

「兄貴も純也さんも蓮見さんのコトばかり…こんな女の何処がいいのよ」

「愛奈お前…もう酔ったのか?」

各務社長は愛奈さんを優しく介抱する。

「酔ってなんかないもん。私は絶対に二人の結婚なんて…認めない!」

愛奈さんはキレてコース料理を待たずに個室を出て行った。

「愛奈のヤツ・・・」

各務社長は愛奈さんを連れ戻そうと少しだけ席を外した。

「各務社長と愛奈さんは顔見知りだったんですね」

「あぁ」
前菜のスープが四人分運ばれて来た。
私達がスープを頂いていると各務社長が戻って来た。

「悪い・・・マジでアイツ帰ってしまったぞ。頭取」

各務社長の後ろ髪を掻きながら参ったような表情を浮かべた。

「そうか・・・」

「頭取がいきなり…結婚宣言して、婚約解消なんて言うからだ」

「・・・」

「愛奈は頭取が営業マンとして我が社に出入りしていた時から・・・本気で惚れていたんだぞ」

「気づいていないワケじゃなかった…俺に本気だと気づいていだから、愛奈さんには手を出さなかった」





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