ONLY YOU~過ちの授かり婚~
「俺と手を組む気はないか?伊集院頭取」
「・・・」
「お前だって…母親の為に伊集院家に復讐したいだろ?だから、その日記帳を記者に渡して、世間に伊集院家の悪事の数々と公表しようと思った。そうじゃないのか?」
「あの時はそうだった…」
でも、俺はあえてしなかった。
伊集院家の嫌いだけど、敦司さん達四兄弟はダイスキだ。
愛人の子である俺を快く受け入れてくれた。
そして、俺には今…乃彩が居る。
子供だって生まれる…
「このスクープで…お前は伊集院家から、切り捨てられる。
俺と組めば、俺がお前を守ってやる。どうだ?」
「…俺から黒の日記帳を奪う為にこんな記事をでっち上げたんだな」
「・・・今直ぐ返事は出来ないようだな…これが俺の名刺だ。
プライベートの連絡先が書いてある…いい返事を期待してるぞ。伊集院頭取」
周防社長は俺に名刺を渡した。
「・・・」
「お前だって…母親の為に伊集院家に復讐したいだろ?だから、その日記帳を記者に渡して、世間に伊集院家の悪事の数々と公表しようと思った。そうじゃないのか?」
「あの時はそうだった…」
でも、俺はあえてしなかった。
伊集院家の嫌いだけど、敦司さん達四兄弟はダイスキだ。
愛人の子である俺を快く受け入れてくれた。
そして、俺には今…乃彩が居る。
子供だって生まれる…
「このスクープで…お前は伊集院家から、切り捨てられる。
俺と組めば、俺がお前を守ってやる。どうだ?」
「…俺から黒の日記帳を奪う為にこんな記事をでっち上げたんだな」
「・・・今直ぐ返事は出来ないようだな…これが俺の名刺だ。
プライベートの連絡先が書いてある…いい返事を期待してるぞ。伊集院頭取」
周防社長は俺に名刺を渡した。