ONLY YOU~過ちの授かり婚~
一難去ってまた一難
純也side-
俺は邸宅に敦司さんを呼び出した。
俺達の部屋へと招き入れて、応接ソファに腰を下ろして、二人で話をした。
「俺は貴方との養子縁組を解消して、頭取を辞任します」
「純…也!?入院している乃彩さんには話をしたのか?」
「はい、乃彩は俺に付いて行くとのコト。
俺が伊集院家の人間ではなくなってもいいと彼女の了承を得ました」
「それは私のコトを考えてのコトか?それなら、気遣いは無用だ。
私も総理の椅子に固執はしない。色々とやり残したコトが多いが…私にはつくづく、政治家は向いていないと確信した」
「敦司さん…」
「お前は私の息子だ。純也」
「俺は…」
「私はお前との養子縁組を解消しない・・・」
「敦司さん…このままでは…」
敦司さんも頑固な人。
俺の申し出に耳を傾けなかった。
俺達の部屋へと招き入れて、応接ソファに腰を下ろして、二人で話をした。
「俺は貴方との養子縁組を解消して、頭取を辞任します」
「純…也!?入院している乃彩さんには話をしたのか?」
「はい、乃彩は俺に付いて行くとのコト。
俺が伊集院家の人間ではなくなってもいいと彼女の了承を得ました」
「それは私のコトを考えてのコトか?それなら、気遣いは無用だ。
私も総理の椅子に固執はしない。色々とやり残したコトが多いが…私にはつくづく、政治家は向いていないと確信した」
「敦司さん…」
「お前は私の息子だ。純也」
「俺は…」
「私はお前との養子縁組を解消しない・・・」
「敦司さん…このままでは…」
敦司さんも頑固な人。
俺の申し出に耳を傾けなかった。