ONLY YOU~過ちの授かり婚~
「敦司さん、このままでは本当に総理を椅子を追われるコトになります」
「私がいいと言ってんだ…純也」
「貴方がいいと言っても…国民はそうは思っていない。今まで、国民の立場になって考える総理大臣は居なかった…だからこそ、このような事態で、椅子を追われそうになっている貴方を多くの国民が悔やんでいる・・・」
「純也・・・」
「俺は苦しいんです。伊集院家の人間で居るコトが…俺は父に言われました。生まれたコト自体が過ちだと」
敦司さんは黙ってしまった。
「だから、俺は…お願いですから…養子縁組を解消してください。敦司さん」
「父上の戯言で、お前は傷ついていたんだな…私が父上に代わって謝る。純也」
「そんなコト言われても…」
「私はお前を伊集院家にとっては必要な存在だと考えている。お前は頭取として、立派に『帝和銀行』を立て直してくれた。この先も『帝和』にはお前が必要だ。純也」
「入るぞ!!敦司に純也」
ノックもなしに佑介さんが入って来た。
「私がいいと言ってんだ…純也」
「貴方がいいと言っても…国民はそうは思っていない。今まで、国民の立場になって考える総理大臣は居なかった…だからこそ、このような事態で、椅子を追われそうになっている貴方を多くの国民が悔やんでいる・・・」
「純也・・・」
「俺は苦しいんです。伊集院家の人間で居るコトが…俺は父に言われました。生まれたコト自体が過ちだと」
敦司さんは黙ってしまった。
「だから、俺は…お願いですから…養子縁組を解消してください。敦司さん」
「父上の戯言で、お前は傷ついていたんだな…私が父上に代わって謝る。純也」
「そんなコト言われても…」
「私はお前を伊集院家にとっては必要な存在だと考えている。お前は頭取として、立派に『帝和銀行』を立て直してくれた。この先も『帝和』にはお前が必要だ。純也」
「入るぞ!!敦司に純也」
ノックもなしに佑介さんが入って来た。