ONLY YOU~過ちの授かり婚~
各務社長と挨拶を交わし、次に現れたのは周防社長。

「あれからずっと返事を待っていたのに…」
周防社長はワザと惜しそうな声で俺の耳許で囁いた。

「で、あれから・・・日記帳は総理に渡したんですか?」

「さぁな」

当面、誰にも渡すつもりはない。
「貴方も伊集院家に屈服してしまったと言うコトですね・・・」

「貴方と話すコトはありませんよ。周防社長」

「つまらない男だ。興ざめだよ。伊集院頭取」

彼の方から俺に興味が失せ、立ち去ってしまった。

「純也さん!」

年配の男性や女性が多い中。

今年、慶応大に入学したばかりの伊集院康秋(イジュウインヤスアキ)が俺の元に来た。

「康秋」

彼は元アイドルあって、芸能人特有のオーラで、人目を惹いていた。



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