ONLY YOU~過ちの授かり婚~
私の傷口の縫合中。

看護師の一人が不穏な言葉を吐いた。

「先生、赤ちゃんの呼吸が少し早いです…」

「!?そっか…急いで小児科医の諏訪部先生を呼んで」

「それって…」

私達の赤ちゃんは…

「心配しないで…元気な産声だったし…大丈夫ですよ…」

先生は私を心配させまいと優しく窘めてくれた。


私は先生の言葉を信じて、赤ちゃんの任せるしかなかった。

< 188 / 196 >

この作品をシェア

pagetop