ONLY YOU~過ちの授かり婚~
数分後、保育器に入った赤ちゃんが運び出されて来た。
俺は初めて保育器越しに赤ちゃんと対面する。
小さなカラダに繋がれた管が凄く痛々しい。顔の表情も苦しそう。
「おめでとうございます」と看護師がタオルケットに包んで、赤ちゃんを見せてくれる…そんな対面を想像していたのに…
「俺達の赤ちゃん…助かるんですか?」
「大丈夫だよ…命には別条ない…一週間もすれば…抱っこできる。そんな、悲壮な顔しないでくれ。純也君」
「そんなコト言われても…」
「それよりも奥さんそばに居てあげて」
「それは分かってます…」
俺は初めて保育器越しに赤ちゃんと対面する。
小さなカラダに繋がれた管が凄く痛々しい。顔の表情も苦しそう。
「おめでとうございます」と看護師がタオルケットに包んで、赤ちゃんを見せてくれる…そんな対面を想像していたのに…
「俺達の赤ちゃん…助かるんですか?」
「大丈夫だよ…命には別条ない…一週間もすれば…抱っこできる。そんな、悲壮な顔しないでくれ。純也君」
「そんなコト言われても…」
「それよりも奥さんそばに居てあげて」
「それは分かってます…」