ONLY YOU~過ちの授かり婚~
「大丈夫だよ。蓮見さん」
頭取はカラダを竦ませていた私に優しく囁いた。
甘さを含ませた彼の声が鼓膜の奥を擽る。
エレベーターは山田支店長のリザーブした部屋の階で停止した。
そして、三人で部屋番号を頼りに、支店長の部屋を捜し歩く。
「此処か・・・」
頭取が先に部屋を見つけ、不敵にドアを見つめ、私にノックするよう促す。
二人は支店長からは見えない死角で身を潜め、様子を伺う。
「蓮見です」
山田支店長がドアを開け出て来た。
支店長はバスローブ姿と寛いだ格好。
「お久しぶり。山田支店長…」
私が部屋に入ろうとした瞬間を逃さず、頭取達も一緒に中に入って来た。
「頭取っ!!?」
山田支店長は頭取の突然の奇襲に狼狽した。
「こんな若い女性をホテルの部屋に連れ込んで、何をしようとしてるんですか?山田支店長」
「こ、これはどう言うコトだ?蓮見さん」
「それは…」
山田支店長は鋭い視線を向け、私を詰った。
「融資の与信判断に問題があると内部告発があって…色々と調査させて貰っていたんだよ。
彼女は俺の協力者だ。
山田支店長」
頭取は強い口調で言い放ち、私の右手を掴んで、部屋の奥へと入って行った。
頭取はカラダを竦ませていた私に優しく囁いた。
甘さを含ませた彼の声が鼓膜の奥を擽る。
エレベーターは山田支店長のリザーブした部屋の階で停止した。
そして、三人で部屋番号を頼りに、支店長の部屋を捜し歩く。
「此処か・・・」
頭取が先に部屋を見つけ、不敵にドアを見つめ、私にノックするよう促す。
二人は支店長からは見えない死角で身を潜め、様子を伺う。
「蓮見です」
山田支店長がドアを開け出て来た。
支店長はバスローブ姿と寛いだ格好。
「お久しぶり。山田支店長…」
私が部屋に入ろうとした瞬間を逃さず、頭取達も一緒に中に入って来た。
「頭取っ!!?」
山田支店長は頭取の突然の奇襲に狼狽した。
「こんな若い女性をホテルの部屋に連れ込んで、何をしようとしてるんですか?山田支店長」
「こ、これはどう言うコトだ?蓮見さん」
「それは…」
山田支店長は鋭い視線を向け、私を詰った。
「融資の与信判断に問題があると内部告発があって…色々と調査させて貰っていたんだよ。
彼女は俺の協力者だ。
山田支店長」
頭取は強い口調で言い放ち、私の右手を掴んで、部屋の奥へと入って行った。