意味がわかると怖い話/逆さのサカ子さん
今度こそ旧校舎とサカ子さんにはお別れをして、私は新校舎の職員室へ向かった。


すっかり暗くなった室内を踏み分けて、お目当ての机にたどり着く。


そこへ「生首」を置こうとしたとき……、


「げ」


望まない再登場。机の陰にゴリ松が隠れていた。


見るとゴリ松は、巨体を小さくしてゴリラらしくもなく怯えている。


そしてどうやらその対象は私のようだ。


そこで気づいた。


「あ、これか」


私の手には武器が、それも血まみれの出刃包丁が握られている。


いくらゴリラでも怖がるのは無理もない。
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