貴妃未満ですが、一途な皇帝陛下に愛されちゃってます
「まいったわ。睡蓮は、天明様のことをとてもよく理解しているのね。そういえば、睡蓮は晴明様と天明様の区別がついているのよね。いつから二人のこと、わかるようになったの?」
紅華の言葉に、睡蓮は、きゅ、と唇をかみしめる。そして、覚悟をきめたように顔をあげた。
「実は、私は」
「……って言ってんだろ!」
その時、切羽詰まったような声が聞こえて、二人は、は、と声のした方を振り向く。いつのまにか二人は庭の端まで歩いてきていた。その声は、天明が入ってはいけないと言われていた扉の向こうから聞こえてくる。みれば、扉が微かにあいていた。
「本当にそれでいいのかよ!」
「だからって……!」
言い争っている声は、天明と晴明のものだった。
「紅華様、そちらに行ってはなりません」
扉に近づく紅華を、とまどったように睡蓮がとめる。
「天明様にも同じことを言われたわ。大丈夫、ちょっとのぞくだけ」
「でも」
「あれは、天明様と晴明様でしょう? ただ事ではなさそうだわ」
紅華の言葉に、睡蓮は、きゅ、と唇をかみしめる。そして、覚悟をきめたように顔をあげた。
「実は、私は」
「……って言ってんだろ!」
その時、切羽詰まったような声が聞こえて、二人は、は、と声のした方を振り向く。いつのまにか二人は庭の端まで歩いてきていた。その声は、天明が入ってはいけないと言われていた扉の向こうから聞こえてくる。みれば、扉が微かにあいていた。
「本当にそれでいいのかよ!」
「だからって……!」
言い争っている声は、天明と晴明のものだった。
「紅華様、そちらに行ってはなりません」
扉に近づく紅華を、とまどったように睡蓮がとめる。
「天明様にも同じことを言われたわ。大丈夫、ちょっとのぞくだけ」
「でも」
「あれは、天明様と晴明様でしょう? ただ事ではなさそうだわ」