仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
一般的なオフィスに近い、事務机と椅子が並んだフロアである。
そこには私のデスクもあった。
ずらりと並んだファイルのひとつを手に取り、パラパラと確認しながらパンを口に運ぶ。
(『あまり大きくない式場で、可能なら海が見えるといい』、『ウエディングドレスを着て海辺で写真を撮れたらうれしい』)
幸せそうなふたりは、あくまで雑談ベースでそんな話をしていた。
そういった希望はまた後日聞くことになるけれど、どんな希望があるか聞いた以上、事前にある程度情報を集めておきたい。
(んー……あんまり希望に合いそうな場所が……。これ、今度まとめておこうと思ってそれっきりだったんだっけ)
後回しにしていた仕事がこんな形で痛手を与えてくるとは思わなかった。ぐぬぬ、と思いながら隣のデスクへ呼びかける。
そこには私のデスクもあった。
ずらりと並んだファイルのひとつを手に取り、パラパラと確認しながらパンを口に運ぶ。
(『あまり大きくない式場で、可能なら海が見えるといい』、『ウエディングドレスを着て海辺で写真を撮れたらうれしい』)
幸せそうなふたりは、あくまで雑談ベースでそんな話をしていた。
そういった希望はまた後日聞くことになるけれど、どんな希望があるか聞いた以上、事前にある程度情報を集めておきたい。
(んー……あんまり希望に合いそうな場所が……。これ、今度まとめておこうと思ってそれっきりだったんだっけ)
後回しにしていた仕事がこんな形で痛手を与えてくるとは思わなかった。ぐぬぬ、と思いながら隣のデスクへ呼びかける。