仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
結婚式の準備をする上で親しくなったこともあり、皆崎さんはよく息子さんと会社の話をした。最近は「息子の結婚相手を探している」という話が多く、冗談混じりに私を誘っている。ありがたい話だとは思うけれど、さすがにそれを本気にすることはない。
(ここまで毎回話に出されると、どんな人か気になるけどね)
『ああ。そうだ。この結婚式のあと――なんだ、今は電話中だぞ』
誰かが電話の向こうで皆崎さんに話しかけたらしい。それを察して、見えないとわかっていても頭を下げる。
「皆崎さん、それではまたのちほどご連絡いたしますね。失礼いたします」
皆崎さんが電話を切るのを待ち、私も通話を終わらせる。
(ここまで毎回話に出されると、どんな人か気になるけどね)
『ああ。そうだ。この結婚式のあと――なんだ、今は電話中だぞ』
誰かが電話の向こうで皆崎さんに話しかけたらしい。それを察して、見えないとわかっていても頭を下げる。
「皆崎さん、それではまたのちほどご連絡いたしますね。失礼いたします」
皆崎さんが電話を切るのを待ち、私も通話を終わらせる。