仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「うちのなんて『帰ります』って毎日連絡しても返事をくれないんですよ。帰るコールをしてくれと言ったのは向こうなのに。その割に『今日は飲み会です』って送ったら『追加の小遣いは出さないからね』ですよ」
唇を尖らせて言う姿にふっと笑ってしまった。尻に敷かれている渡辺を想像するのは難しくない。
一気に言ったことでどうでもよくなったのか、渡辺が肩をすくめて近くの椅子に座る。休憩することにしたらしい。
「俺が頑張って稼いでるのに、なんで財布握られなくちゃならないんだ? カズ、もっと給料上げてよ」
秘書としての顔が消え、昔馴染みの表情に変わる。ふたりでいるときはいつもこうしていればいいのに、渡辺の線引きはよくわからない。
「俺は上げてもいいけどな。そこはほら、社長の意向があるから」
唇を尖らせて言う姿にふっと笑ってしまった。尻に敷かれている渡辺を想像するのは難しくない。
一気に言ったことでどうでもよくなったのか、渡辺が肩をすくめて近くの椅子に座る。休憩することにしたらしい。
「俺が頑張って稼いでるのに、なんで財布握られなくちゃならないんだ? カズ、もっと給料上げてよ」
秘書としての顔が消え、昔馴染みの表情に変わる。ふたりでいるときはいつもこうしていればいいのに、渡辺の線引きはよくわからない。
「俺は上げてもいいけどな。そこはほら、社長の意向があるから」