仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「このあと、どうするんだ? まだ時間あるしMARRYまで送っていこうか?」
「えっ、そこまでさせられないよ。世田くんだっているし」
私が断ろうとすると、世田くんが横で首を振っていた。
「まだハープレさんで確認することがあるんです。そのまま直帰するので、先輩は皆崎さんに送ってもらってください」
それに、と世田くんは付け加えてにっこり笑う。そしてこっそり私に囁いた。
「夫婦の邪魔をするほどできの悪い後輩じゃないですよ」
「……! 世田くん!」
まさかの後輩にからかわれるという事態に顔が熱くなる。
ついいつもの調子で突っ込もうとしてしまい、はっと口をつぐんだ。
(和孝さんの前でいつもの自分を出すわけにはいかない――!)
まだ慣れたとは言いがたい笑みを口元に作り、和孝さんを見上げる。
「えっ、そこまでさせられないよ。世田くんだっているし」
私が断ろうとすると、世田くんが横で首を振っていた。
「まだハープレさんで確認することがあるんです。そのまま直帰するので、先輩は皆崎さんに送ってもらってください」
それに、と世田くんは付け加えてにっこり笑う。そしてこっそり私に囁いた。
「夫婦の邪魔をするほどできの悪い後輩じゃないですよ」
「……! 世田くん!」
まさかの後輩にからかわれるという事態に顔が熱くなる。
ついいつもの調子で突っ込もうとしてしまい、はっと口をつぐんだ。
(和孝さんの前でいつもの自分を出すわけにはいかない――!)
まだ慣れたとは言いがたい笑みを口元に作り、和孝さんを見上げる。