仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「ううん、いいんだ。俺が紗枝さんを見に来たかっただけだから」
さらりと髪に触れられて、なにをされたのか理解できなかった。
(和孝さんが私に触ってる)
それを言うなら既に腰は抱かれているのだけれど、顔に近い場所となるとまた違う。
慌ただしい中で乱れた髪を整えてくれたのだろうと思いつつ、胸の高鳴りが抑えられない。
「もう少しおもしろいところを見せられればよかったんだけど……」
電話したときよりも声がうわずっていた。どんな顔をすればいいのか、まったくわからない。
まず、どうして和孝さんは急にこんなことをしてきたのか。
(仲のいい夫婦を演じるためとか? でもそんなの、世田くんの前でする必要ないよね? お義父さんやお義母さんの前ならともかく――)
さらりと髪に触れられて、なにをされたのか理解できなかった。
(和孝さんが私に触ってる)
それを言うなら既に腰は抱かれているのだけれど、顔に近い場所となるとまた違う。
慌ただしい中で乱れた髪を整えてくれたのだろうと思いつつ、胸の高鳴りが抑えられない。
「もう少しおもしろいところを見せられればよかったんだけど……」
電話したときよりも声がうわずっていた。どんな顔をすればいいのか、まったくわからない。
まず、どうして和孝さんは急にこんなことをしてきたのか。
(仲のいい夫婦を演じるためとか? でもそんなの、世田くんの前でする必要ないよね? お義父さんやお義母さんの前ならともかく――)