仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
けれど皆崎さんは前々から息子さんの結婚相手を探していて、私にもどうかという話をしている。冗談だと思って聞いていたけれど、このお誘いが万が一ということもなくはない。
(……まあ、考えすぎかな)
そう考え、皆崎さんに返答する。
「わかりました。そういうことでしたら、また後日……」
そう答えた私を見て、ご夫婦は満足げに頷いた。
おかしいと気付いたのは、皆崎さんのひとり息子、和孝さんに会う一週間前だった。
(某ホテルで食事会って! どう考えても『普通の顔合わせ』じゃないでしょ……!)
格式高いホテルの最上階で行われる食事会と言えば、両家の顔合わせ、あるいは――お見合いくらいしかない。
(……まあ、考えすぎかな)
そう考え、皆崎さんに返答する。
「わかりました。そういうことでしたら、また後日……」
そう答えた私を見て、ご夫婦は満足げに頷いた。
おかしいと気付いたのは、皆崎さんのひとり息子、和孝さんに会う一週間前だった。
(某ホテルで食事会って! どう考えても『普通の顔合わせ』じゃないでしょ……!)
格式高いホテルの最上階で行われる食事会と言えば、両家の顔合わせ、あるいは――お見合いくらいしかない。