仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
 アンティーク雑貨も多く出るということで興味はあったけれど、こちらは残念ながら一般人が行けるものではない。参加には出展者になるか、あるいは展示会に招待された人物に同行するか、そのどちらかしかないからだ。

(よくアンティークに接する機会があるみたいだし、出展者側? それとも招待枠?)

 もしかしたらという思いにどきどきしながら返事をする。

『行きたいのはやまやまですが、参加資格を持っていなくて』

『大丈夫です。招待状なら持っているので、待ち合わせましょう』

(やっぱり招待されてるんだ)

『同行してもいいんですか? うれしいです!』

 心のままに返事をしてから、そういえばと気付く。

(サキさんと会うの、初めてだ)
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