仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「当たり障りない話以外しにくかったし、してこなかった。タイミングも見失ってたから、このまま言わない選択もなくはなかったよ。でもそれはちょっと卑怯だろ」
「ちょっとじゃなくてすごく卑怯だよ。私だけ知らないなんて……」
「うん。そこに関しては悪かった。俺は現実で紗枝さんに触れて、SNSで本当の反応を探ってたから。そこは申し開きできない」
文句を言おうとして、首を横に振る。
「ううん。私がそうさせたんだよね」
「…………」
「もう……気付いてると思うから言うけど、ずっと和孝さんの前ではキャラを作ってたの」
「本当の紗枝さんが、さっきの紗枝さんだな」
知られてしまった今、取り繕う必要はない。
深く頷いてお茶をひと口。のどを潤してから、自分の足のつま先を見つめる。
「ちょっとじゃなくてすごく卑怯だよ。私だけ知らないなんて……」
「うん。そこに関しては悪かった。俺は現実で紗枝さんに触れて、SNSで本当の反応を探ってたから。そこは申し開きできない」
文句を言おうとして、首を横に振る。
「ううん。私がそうさせたんだよね」
「…………」
「もう……気付いてると思うから言うけど、ずっと和孝さんの前ではキャラを作ってたの」
「本当の紗枝さんが、さっきの紗枝さんだな」
知られてしまった今、取り繕う必要はない。
深く頷いてお茶をひと口。のどを潤してから、自分の足のつま先を見つめる。