仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「和孝さんに似合うようなおとなしい女じゃないし、昔から子供っぽいって言われるし……。かっとなるとすぐさっきみたいになっちゃうの。後先考えずに」
「知ってる」
「どこで知ったの? SNSでは言わなかったと思うけど……」
「お見合いの日に見た」
(……え)
一瞬でお見合いの日のことを回想する。
そして思い至った。
あの日も私は子供にぶつかった男性へ文句を言ったのだった。
「初めて会ったのは階段のときだと思ったのに……」
「その前から見てたんだ。目が離せなくて」
そう言ってから和孝さんは少し笑った。
「危なっかしいけど、強くてかっこいい人だなと思ったんだよ」
ふる、とまた首を振る。
あれを見られていたのだとしたら、今日までの演技はいったいなんだったのだろう。
「知ってる」
「どこで知ったの? SNSでは言わなかったと思うけど……」
「お見合いの日に見た」
(……え)
一瞬でお見合いの日のことを回想する。
そして思い至った。
あの日も私は子供にぶつかった男性へ文句を言ったのだった。
「初めて会ったのは階段のときだと思ったのに……」
「その前から見てたんだ。目が離せなくて」
そう言ってから和孝さんは少し笑った。
「危なっかしいけど、強くてかっこいい人だなと思ったんだよ」
ふる、とまた首を振る。
あれを見られていたのだとしたら、今日までの演技はいったいなんだったのだろう。