仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「奇声を発するくらい嫌だった?」
「う……うぇ……」
声にならない声を発しながら、和孝さんの肩を掴んでゆっくり押しのける。そして、いつの間にか止まっていた息を一気に吐き出した。
「はあ……はあ……息ができない……」
「えっ、ごめん」
「すごく申し訳ないんだけど、あんまり顔を近付けないでほしいの。好きすぎてまた気絶しそうだから」
「それだとキスできな――」
「待って! 意識すると無理だから言わないで!」
慌てて和孝さんの口を両手で塞ぐ。
そのせいで手にぬくもりが触れて、ますます意識する羽目になった。墓穴を掘るとはこういうことを言うのだろう。
こうなってしまったのはたぶん、これまで過ごしてきた時間のせいだった。
「う……うぇ……」
声にならない声を発しながら、和孝さんの肩を掴んでゆっくり押しのける。そして、いつの間にか止まっていた息を一気に吐き出した。
「はあ……はあ……息ができない……」
「えっ、ごめん」
「すごく申し訳ないんだけど、あんまり顔を近付けないでほしいの。好きすぎてまた気絶しそうだから」
「それだとキスできな――」
「待って! 意識すると無理だから言わないで!」
慌てて和孝さんの口を両手で塞ぐ。
そのせいで手にぬくもりが触れて、ますます意識する羽目になった。墓穴を掘るとはこういうことを言うのだろう。
こうなってしまったのはたぶん、これまで過ごしてきた時間のせいだった。