仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
ウエディングドレスのまま白いベンチに座った私の隣には、グレーのタキシードに身を包んだ和孝さんがいた。
「サプライズをされたいって聞いてから企画してみたんだ。みんな協力的だったよ」
「全然気付かなかった。今も現実じゃないみたい」
さっき高田さんが渡してくれたグローブはもう手になかった。滞りなく行われた式の中で、和孝さんが外したからだ。
代わりに今、さらされた左手の薬指には指輪がはまっている。
「そんなに大変じゃなかったよ。紗枝さんの好みはわかってたし、あとはみんなから話を聞けばいいだけだった。あちこちで理想の結婚式の話をしてたんだな」
「私の唯一の楽しみだったの。でも、叶っちゃった」
「叶えられたならよかった。だけどこれからまだやってもらうことがあるからな」
「え?」
「サプライズをされたいって聞いてから企画してみたんだ。みんな協力的だったよ」
「全然気付かなかった。今も現実じゃないみたい」
さっき高田さんが渡してくれたグローブはもう手になかった。滞りなく行われた式の中で、和孝さんが外したからだ。
代わりに今、さらされた左手の薬指には指輪がはまっている。
「そんなに大変じゃなかったよ。紗枝さんの好みはわかってたし、あとはみんなから話を聞けばいいだけだった。あちこちで理想の結婚式の話をしてたんだな」
「私の唯一の楽しみだったの。でも、叶っちゃった」
「叶えられたならよかった。だけどこれからまだやってもらうことがあるからな」
「え?」