仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
口内に侵入した指は、私に噛み付かれないのをいいことに好き勝手動き回った。舌の表面をぐりぐりと押されてえずきそうになる。
さすがにむっとして軽く噛んでみると、ちょっとびっくりしたように和孝さんの目が丸くなった。すぐに指を引き抜いてくれるかと思いきや、私の口をぐっと開かせてくる。
「噛まれるのって、少し興奮するな」
「ひゃにを言っひぇるの」
口に指を入れられているせいでうまく話せない。こんな好き勝手を許し続けるわけにもいかず、和孝さんの肩を強めに押した。
すると今度はきちんと指を引き抜いてくれる。
「怒った?」
「怒った!」
即答すると笑われた。怒ったと言っているのに笑う人がいるだろうか。和孝さんが優しいばかりの人ではないと思うのはこういうときである。
さすがにむっとして軽く噛んでみると、ちょっとびっくりしたように和孝さんの目が丸くなった。すぐに指を引き抜いてくれるかと思いきや、私の口をぐっと開かせてくる。
「噛まれるのって、少し興奮するな」
「ひゃにを言っひぇるの」
口に指を入れられているせいでうまく話せない。こんな好き勝手を許し続けるわけにもいかず、和孝さんの肩を強めに押した。
すると今度はきちんと指を引き抜いてくれる。
「怒った?」
「怒った!」
即答すると笑われた。怒ったと言っているのに笑う人がいるだろうか。和孝さんが優しいばかりの人ではないと思うのはこういうときである。