寄り添って、そっと手を繋ごう

「今日もお疲れ様!次は明後日な〜解散!」
「「お疲れ様でしたー」」


午後1時、少し長引いた練習が終わった。
この後どうする?なんて会話を耳にしながら1人で体育館を後にする。

「今日は本当に暑かったなぁ…」
なんてつぶやきながら荷物を取りに教室へ向かう途中だった。
校舎の階段を2〜3段あがったとき、突然足元がぐにゃりと歪んだ。
「え」
立っていられなくて手すりを探すけれど、一瞬視界が真っ暗になって掴み損ねてしまった。
倒れるーーーーそう思って、次に来る衝撃に身をこわばらせて待ち構えた。

ーーが、その衝撃が来る代わりに、温かいものに包まれた。

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