月に魔法をかけられて
「山内さんは秘書をされているんですね。気を遣う仕事だから色々と大変でしょう」
明らかに彩矢を気に入ってるはずなのに、なぜか石川さんは私に話しかけてくる。
チラチラと彩矢の顔を見ているのに、この人もしかして緊張してるのかな?
「そうですね。仕事が大変というより、私が全く秘書には向いていないので、そっちの方が大変です……」
私の言葉に、少し酔っぱらった彩矢が饒舌に話し始めた。
「石川さん、美月はこんなこと言ってますけど、美月に秘書の仕事は合ってるんです。向いてないって言っているのは、残念なイケメンの副社長のせいなんです」
頬がピンク色に染まった彩矢が石川さんを見てニコッと笑顔を向ける。
彩矢、その笑顔はダメだよ……。
そんな色っぽい笑顔見せたら、石川さんドキッとしちゃうよ。
ほらね。石川さんの顔、赤くなってるし!
「ざ、残念なイケメン副社長?」
顔が赤くなった石川さんが彩矢を見つめて聞き返す。
これはお酒のせいじゃないよね?
きっと……。
明らかに彩矢を気に入ってるはずなのに、なぜか石川さんは私に話しかけてくる。
チラチラと彩矢の顔を見ているのに、この人もしかして緊張してるのかな?
「そうですね。仕事が大変というより、私が全く秘書には向いていないので、そっちの方が大変です……」
私の言葉に、少し酔っぱらった彩矢が饒舌に話し始めた。
「石川さん、美月はこんなこと言ってますけど、美月に秘書の仕事は合ってるんです。向いてないって言っているのは、残念なイケメンの副社長のせいなんです」
頬がピンク色に染まった彩矢が石川さんを見てニコッと笑顔を向ける。
彩矢、その笑顔はダメだよ……。
そんな色っぽい笑顔見せたら、石川さんドキッとしちゃうよ。
ほらね。石川さんの顔、赤くなってるし!
「ざ、残念なイケメン副社長?」
顔が赤くなった石川さんが彩矢を見つめて聞き返す。
これはお酒のせいじゃないよね?
きっと……。