そろそろきみは、蹴られてくれ。


わたしに、なんという言葉がかけられるだろう、と、思った。


順位が悪かったわけじゃない。


何位だからぜったいにいい、何位だからぜったいにダメ、そんなわけがないの。


それなのに。


花乃の悔しそうな様子を見たら、もう、わたし。


何ができるだろう。


そればかりが渦巻いてしまって、どうしようもない。

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