契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
私は野菜スープを温めようとIHコンロのスイッチを押す。

自宅がガスコンロなのでIHコンロには慣れていない。

そんな私の背後から抱きすくめて来る俊吾。

「黒崎から訊いたぞ・・・君の会社に今度は工藤社長夫人が来たって…」

「でも、ちゃんと言いました…俊吾とは離婚しないって…」

「俺だってしないさ」

彼は私の髪に顔を埋めた。

「ダメってば…」

「このシャンプーの香りいいな…」

「俊吾!?」

肩越しに後ろを向くとそのまま唇を奪われる。

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