契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
リビングを掃除していたお掃除ロボット『ル〇バ』に俊樹が乗って、ケラケラと笑っていた。

「いきなり・・・移動中のル〇バにずりバイで近づいて、そのまま乗っちゃったの…ハイハイするより凄くない?俊吾」

「動画は撮ったのか??」

「忘れた…」

「今直ぐに撮るんだ…いいなっ。杏南」

「うん…」

俺は書斎に置いていたiPhoneを慌てて取りに戻った。

******

俺はハイテクなハイハイと称し、動画を『YouTube』にアップした。
「凄い再生回数だな…さすがはIT業界のホープと言われた俺の息子だな…」

「・・・俊吾って調子いいわね…誰かしら、泣いてる俊樹を情けないと言っていたのは…」

「それは…悪かったよ…杏南。俺は唯…俊樹を構ってばかりだから…嫉妬していたんだ…」

「俊…吾!?」

「俊樹がお昼寝したコトだし…甘いキスをしよう・・・杏南」
俺は思いっきり甘い声で杏南に囁く。
「うん…」

杏南は嬉しそうに頷き、瞳を閉じた。
今だけ…杏南は俺のモノ。


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