身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「佑杏、どうだ?」
ひとり授乳後のげっぷをさせようと杏莉を立て抱きにしてゆらゆらしていると、寝室に晴斗さんが入ってきた。
準備の間、お姉ちゃんはリビングで待っていてくれている。
「げっぷが出なくて……」
そう言うと、晴斗さんが「代わろうか」と言ってくれる。
ふわふわの柔らかい体をそっと晴斗さんに託すと、晴斗さんは立てにした杏莉の顔を自分の視線の高さに持ち上げて優しい眼差しを向けた。
晴斗さんの杏莉に向ける愛しさに満ち溢れた表情にいつも胸がきゅんとしてしまう。
彼にこんな風にみつめられる杏莉は最高に幸せ者だ。
ちょっと妬けてしまうなんて思っていることは、胸の内にしまっている。
「佑華さん、一晩預かるなんて本当に大丈夫なのかな。赤ん坊をみるのはプロだろうから何も心配はないけど、甘えちゃっていいのかなってとこで」
「私もそう訊いたんですけど、頼れる人がいてラッキーくらいに思って出かけなさいって。だから、甘えていいんだと思います」
「そっか。じゃあ、甘えさせてもらうか」
そんな話をしてると、杏莉が可愛いげっぷを出す。
「あ、出た」
「出ましたね!」
そんな些細のことで笑い合い、ふたりで杏莉の顔を覗き込んだ。