切ないほど、愛おしい
「具合はどう?」
マンションに帰ってきてから1時間。
パジャマに着替えてソファーで横になった私に、徹さんが何度も声をかけてくれる。
「大丈夫。薬も飲んだし、もう苦しくない」
「そうか、良かった。でも、病院には行った方が良い。一昨日も苦しがっていただろ?」
「ぅん。そうだけど・・・」
病院へ行けば入院になるかも知れない。
そう思うからなかなか足が向かない。
今は疲れも溜っているし、たまたま症状が強く出ているだけでもしかしたらこのまま落ち着くかも知れない。
今までの経験からそんな希望もあって、つい無理をしてしまう。
「明日は仕事だろ?」
「うん」
明日は日曜だから外来はないけれど、病棟の勤務がある。
平日ほど忙しくはないはずだから、時間を見つけて溜った仕事も片づけるつもり。
「明日の朝まだ具合が悪ければ、休んで診察に行くこと」
「うっ」
返事が出来ない。
「いいね?」
ピッと指を刺され、
「ぅ、うん」
しかたなく頷いてみたけれど、私はきっと仕事に行くだろう。
何しろ、私は駆け出しの研修医なんだから。休んでいる余裕はない。
マンションに帰ってきてから1時間。
パジャマに着替えてソファーで横になった私に、徹さんが何度も声をかけてくれる。
「大丈夫。薬も飲んだし、もう苦しくない」
「そうか、良かった。でも、病院には行った方が良い。一昨日も苦しがっていただろ?」
「ぅん。そうだけど・・・」
病院へ行けば入院になるかも知れない。
そう思うからなかなか足が向かない。
今は疲れも溜っているし、たまたま症状が強く出ているだけでもしかしたらこのまま落ち着くかも知れない。
今までの経験からそんな希望もあって、つい無理をしてしまう。
「明日は仕事だろ?」
「うん」
明日は日曜だから外来はないけれど、病棟の勤務がある。
平日ほど忙しくはないはずだから、時間を見つけて溜った仕事も片づけるつもり。
「明日の朝まだ具合が悪ければ、休んで診察に行くこと」
「うっ」
返事が出来ない。
「いいね?」
ピッと指を刺され、
「ぅ、うん」
しかたなく頷いてみたけれど、私はきっと仕事に行くだろう。
何しろ、私は駆け出しの研修医なんだから。休んでいる余裕はない。