君のとなりで恋をします。─下─
「香純ちゃん、前見て!」
「……わぁ!?」
まるちゃんに忠告された時にはもう既に遅く、私は角を曲がってきた人とぶつかってしまう。
しまった……浮かれすぎた。
「ごめんなさい!」
私がぶつかってしまった人に頭を下げると、頭上からは聞きなれた声が聞こえた。
「────やけにハイテンションだな。」
「……桜河!?」
顔を上げると、こちらを見下ろす桜河…
…と、私に会釈をする男の子がもう1人。
あ…この人、たしか水泳部の人だ。
桜河にも、咲花以外にちゃんとクラスの友達がいたんだな…(←失礼)
そんなことを思いながら、私も彼に会釈をし返す。