君のとなりで恋をします。─下─








…何……?この状況は…








体の側面に感じる布団の重み。


力強く抱かれた肩と、絡み合う足。

目の前には、はだけた浴衣から覗く彼の胸板。





…私は今布団の中で、柊吾にぎゅっと抱きしめられている状態なのだ。







鼻をかすめる柊吾の匂い。

久しぶりに感じる、彼の腕の温かさ。





私の頬が、胸が、彼の胴にピタリとくっついて…

耳奥で響くこの心音が彼のものなのか、私のものなのかも分からなくなっていた。










「点呼するぞー。」









「え、点呼って9時半からでしたよね。

まだ30分早いですけど…」








「いいんだよ。

俺が面倒臭いから、早めに終わらすの。」








「うーわ、クソ教師〜。」











この状況でもごく自然に教師との会話を繰り広げる葵斗とまっつんを褒め讃えたい。





……けど…

今はそれよりも、早くここから出して…





身体が火照って熱い…

心臓がドキドキして苦しい…






私はできるだけ布団をゆらさないように、ゆっくりとそっと息を吸う。












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