泣いて、凪いで、泣かないで。
なんて、押し問答を繰り返しているうちに私達は笑いだした。

看護師さんに睨まれたり、

面会スペースにいた他の患者さんに迷惑をかけたりもしたけれど、

それでも、笑っていたくて、

私達は口元を必死に押さえて

ずっと笑っていた。

やっぱり泣くより笑っていたい。

大切な人たちと笑っていたい。

大切な人の笑顔を守りたい。

私は改めてそう思ったのだった。

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