泣いて、凪いで、泣かないで。
だが、ゆっとは返事をせず、すたすたと私のところにやって来た。


「みなぎ、だいじょうぶ?」

「えっ...」


ゆっとは私の隣にしゃがみこんで、私の頭を撫でてくれた。


「みんな、分かっただろ?みなぎのちかくにいたって、さわったって、せきの1つもでない。それに、みなぎのおかあさんはおいしゃさんでおれたちの体をなおしてくれるすごい人なんだ。まちがったこといってるとおれが先生にいうからな」


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