泣いて、凪いで、泣かないで。
しかし、週明けの登園日。

私は遂に、心ない言葉を浴びせられた。


「おまえさ、お父さんいないんだろ?」

「かっわいそ~」

「わたしのお母さん、いってたよ。みなぎちゃんのお母さん、わるいことしたから、お父さんににげられたって」

「わるいやつの子どもじゃ、ばいきんついてるよな?」

「みなぎはばいきんまんだ!ちかよるとびょーきになるぞ」

「みんな、にげろー!」


みんなが口々に私の悪口を言い、私と一定の距離をとった場所で遊び始めたところに、ヒーローは現れた。


「おお!ゆいとじゃん!おっはよ~!」

「おはよ!ゆいとくん!」


< 369 / 480 >

この作品をシェア

pagetop