カタオモイ同盟
「で?それがなんだって言うの?」
「屋上って。立ち入り禁止だよね」
彼がそんなことを言い出したので、私は目を丸くした。
それを破っているところを見たから私を責めようとしているの?……まさか。
いくら彼が生真面目だからって、そこまで干渉される筋合いはないよ。
「知らない」
面倒なのでしらばっくれると、北見くんは納得のいかない顔をしつつも、
「……まあいいか。本題はそこじゃないし」
と、深く息をついた。
「本題?さっさとしてよね。昼休みがなくなっちゃう」
「じゃあ言うけど。──そこで、結城さんが、空中に向かって独り言を呟いてるのを見たんだ」
「…………は?」