カタオモイ同盟

◇︎


「好きです!」


「…………」


昼休み。ユカリたちと机をくっつけてお昼を食べているときに、突然の呼び出し。


少女漫画でお馴染みの校舎裏。なんてベタな展開なんだろう。


今どき呼び出しなんて、真面目なんだね。と、ぼんやり思った。


顔も名前も知らない男子。ネクタイの色から同学年だとわかるくらい。


その男子が、私に向かって、頬を赤らめている。


「……好きなの?」


「えっ!?な、何が!?」


「私のこと。好きなの?」


「……好き、です」


「好きだと、どうしたい?私と、どうなりたい?」


「つ、付き合い、たい……です」


「……やっぱり、それが普通だよね」


「?」


好きだから付き合うのであって、彼氏がほしいから付き合うんじゃない。


相手を好きってことが大前提。




……ほらね。私はなんにも間違っていない。

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