カタオモイ同盟
どれくらいが経っただろう。やがて、飽きたのか、ユカリの舌打ちが聞こえて。
人の気配がなくなって。恐る恐る、顔を上げる。
辺りはシーンと静まり返っていた。
よろよろと立ち上がる。私の足音だけが響いた。
電気が消えて薄暗いトイレ。鏡の中に、薄汚れた私を見つけた。
酷い有り様だった。殴られたところは赤く腫れて、髪はぼさぼさで、唇は切れていて。
……不意に、涙がこぼれた。
最初から、友達なんて思っていないはずだった。それなのに。……どうして、涙なんて。
力なく笑う。顔が歪んで見えたのは、視界が歪んでいるからなのか、それとも。
嗚呼、本当に、私って、
──なんてかわいそう。