カタオモイ同盟
噂が広まるかな、とは思っていた。いや、寧ろ、彼に呼び出されたときに、ユカリたちが後をつけてきていたのかもしれない。
告白を受けたら受けたで文句を言うだろうに、断ったら断ったで難癖をつけるんだね。
救いようがない。面倒くさい性格。
ていうか、ユカリは彼氏いるくせに。他の男子も気になるの?
そういうのって、不誠実。やっぱり私たち、合わないね。
「それってひがみ?──かわいそう」
「……っ」
「てめえ……!」
ユカリが私の肩を強く押し、そのせいで私はバランスを崩して倒れてしまった。
顔を真っ赤にさせたユカリたちは、誰もいないのをいいことに、殴ったり蹴ったり、やりたい放題。
私は身体を小さくしてうずくまり、暴力と暴言の嵐に耐える。
三人相手に抗う術を私は知らず、地獄が終わるのを、じっと待つ。