君の腋を舐めたい


「福ちゃん!!?
福ちゃん!!!!」


「・・ギリギリ・・セーフ・・ゴフッ!!」


包丁が突き刺さったお腹が・・あっという間に鮮血に広がっていく・・!!

ピクピクとしながら・・
・・首を横に振ってくる・・!


「アサミ・・サン・・・。」


「イヤ・・・イヤッ!!
すぐに救急車呼ぶから!!
すぐに助・・。」


「!!!!!!!!!」


「!?」


「ハヤク・・アイツヲ・・・ハヤク・・!!!」


「出来ないよ!!福ちゃんを置き去りになんか出来ない!!!」


「ダメダ・・アサミ・・サン・・。」




「・・・こちら水沢!!福留捜査員が被疑者に腹部を刺され重傷です!!

大至急救急車を!!急いで!!!!」


「・・ハハッ・・・ナンカ・・
・・ウレシイ・・デス・・。」


「福ちゃんもう喋らないで!!
もうすぐ救急車来るからね?」


「・・アサミサン・・・・。」


「・・私のせいで・・・ごめん・・
全部私の・・ワダジのぜいで・・!」


「・・アイツ・・ツカマエタラ・・・。」


「・・うん・・・うん・・・。」


「・・・アサミサンノ・・オゴリデ・・・
・・ウチアゲ・・ヤリマショウ・・・。」


「分かった・・!!

焼き肉でも蟹でもなんでも・・!
ワダジがなんでもおごるがら・・!!

だからさっさと治して、
一緒に飲みに行こうよ・・!?」


「・・・・


「福ちゃん・・?
・・・福ちゃん!!!?」






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