君の腋を舐めたい


「福留。もう観念しろ。

“福留が水沢を家に連れ込んだところを【目撃した】”と証言する女の子が現れた。」


「・・・・・なんだと・・・・?」


「水沢をどこへやった!!!?」


「誰だ!!?」


「・・・・・。」


「誰だ!?なんだそのデタラメは!?

・・・ハハハ!あり得ない!!
そんな都合良く目撃できるはずがない。

ストーカーじゃあるまいに、なんでそんな俺とアサミさんの事を・・・。」


「目撃者として名乗り出てくれた、
その子の名前は“山本アイカ”さん。」


「・・・・・・・・・・。」


「・・ピンときてないようだな?」


「・・・・・・本当に知らない。
俺の周りにそんな女はいない。」


「じゃあ山本さんが持ってるもう一つの名前を言えばピンとくるか?」


「・・・・・・?」



「“【セイラ】が目撃した”
って言えば分かるか!?」


「!!!?」


「さぁ行くぞ。
取調室で星野とテツさんが待ってる。」






























 


 


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