君の腋を舐めたい


「・・スッ・・ヒック・・絶対に・・
人には言えないと思ってました・・。

こんな地味で・・暗くて・・
ブスで・・何の取り柄も無い私が・・

レズだなんて知ったら・・きっとみんな・・余計に私を遠ざけるって・・。

小学生の時も・・
中学生の時も・・
高校の時も・・

・・・こんな私と・・
仲良くしてくれる数少ない友達に・・

この想いは絶対に言えないって・・。」


「リサちゃんに対して抱いた想いだけは・・どうしても我慢できなかったんだね・・?」


「・・ウゥゥ・・スッ・・ヒック・・。
大好きだった・・。

入学式で話掛けてくれてから・・

お互いの地元の話をしながら・・
お互いのバイトの苦労話をしながら・・

一緒に過ごす日々の中で・・

こんな私にいつも優しく接してくれて・・。リサちゃんの事が・・・私・・・。」


「・・・・・・・・・・。」


「・・・少し前に・・
リサちゃんの部屋にお泊まりした時・・

お酒に酔ってて自制が効かなかった事もあったけど・・私・・どうしても・・

この想いが我慢できなくなって・・
リサちゃんに告白しました・・。

お父さんにもお母さんにも・・
今まで誰にも言えなかった自分の事を・・

話しました・・・・。」


「「・・・・・・・・・。」」

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