本当にいた！恐ろしい悪女

ねね「まさか、本当に側室の子どもが皇帝になっちゃったんですか？」

英二「いや、代々正室の子どもを皇帝にしてきたのにそれはないと家臣たちからも言われ、劉邦は渋々呂雉の息子を皇帝にすることにした。しかし、それでも呂雉の戚夫人に対する憎しみは消えることはなかったんだ」

一樹「どんどん泥沼化してきてますね……」

英二「そして、劉邦が亡くなって呂雉の息子が皇帝として即位すると呂雉はその権力を振い始める。戚夫人を投獄して奴隷にし、戚夫人の息子を毒殺。さらに戚夫人の両手足を切り落とし、両目をえぐり、薬で目と喉を潰すと便所へと放り込んだんだ」

友晴「やることがえげつなさすぎるでしょ！自分の息子が皇帝になったんだからそれでいいじゃないですか！」

英二「まあ、それだけ憎んでいたってことだな」

ねね「ひどい……。戚夫人、かわいそう……」

英二「戚夫人はもっとかわいそうなことになる。その当時、便所の下では豚が飼われていたんだ。その豚に排泄物を食べさせていたんだが、呂雉は皇帝となった息子に変わり果てた戚夫人を見せて、「人豚」と呼んで見せ物にしたんだ」