ふしだらな猫かぶりからの溺愛
今日は久しぶりに事務所に来ているから、例の野暮ったい服装とウィッグ、黒のカラコン厚めのメガネと完全装備をしている。
「そうですよー、今後社長に会うときは常にこの格好かも」
「はあ?なんだそれ?まあ構わないけど、俺はその仮装好きじゃねえな」
「えー、そうなんですか?最近これが楽しくなっててもっとアイテム追加しようと思ってるのに」
「例えば?」
「特殊メイクとか!」
「お前はなにを目指してんだよ……」
社長が呆れたため息を吐いたちょうどそのタイミングで、社長室の扉がノックされた。
「いいぞ」
「失礼します、社長年末の……」
「なんだ?海老名どうした?」
「あ、いえお客様がいらっしゃっていたとは知りませんで、失礼いたしました。出直してまいります」
「あ!私もう用事終わってるんで大丈夫ですよ。社長、私もう行きますねー」
「ああ、また。次映像サンプル上がったら見せに来い」
「はーい、では失礼します」
扉の近くに立つ男性、海老名さんに軽く会釈をして横を抜ける。
「そうですよー、今後社長に会うときは常にこの格好かも」
「はあ?なんだそれ?まあ構わないけど、俺はその仮装好きじゃねえな」
「えー、そうなんですか?最近これが楽しくなっててもっとアイテム追加しようと思ってるのに」
「例えば?」
「特殊メイクとか!」
「お前はなにを目指してんだよ……」
社長が呆れたため息を吐いたちょうどそのタイミングで、社長室の扉がノックされた。
「いいぞ」
「失礼します、社長年末の……」
「なんだ?海老名どうした?」
「あ、いえお客様がいらっしゃっていたとは知りませんで、失礼いたしました。出直してまいります」
「あ!私もう用事終わってるんで大丈夫ですよ。社長、私もう行きますねー」
「ああ、また。次映像サンプル上がったら見せに来い」
「はーい、では失礼します」
扉の近くに立つ男性、海老名さんに軽く会釈をして横を抜ける。